「これは…私の体…?」
「うん。おとーさんと、もうひとりのおねーちゃんのぶんもこぴーしといたよ。」
見ると、慧さんの隣には慧さんの体が、愛さんの体には愛さんの体があった。
「すげーな…。しかも、新品じゃねーか、これ…。」
慧さんの言葉通りだった。私達のコピーされた体は、どれも新品のようにキレイだった。
「あと、このひとのからだもこぴーしておいたよ。」
そう言うと、CP-Gは外から大きな袋を持ってきた。
「このひと、いがいとちからあったんだね~。もつのがらくだよ~。」
そして、CP-Gは袋を広げた。そこには、安らかな表情で横たわる円ちゃんの体があった。