探×査×系×女×子

「…強くなりましたね、慧様…。」
「だろ?」
腕を切断されたC-Jが、地面に倒れていた。
慧さんは、戦いに勝ったのだ…と、私は信じ切っていた。
「本当に強くなられて…。ですが、まだ私の方が上だぁぁぁ!」
「何!?」
その瞬間に、慧さんは片足を切断されていた。…そう、C-Jのハサミは足にもあったのだ。
「ぐぁぁぁ!」
慧さんの痛みに苦しむ叫びが響く。そして慧さんはその場に倒れこんだ。
それと同時に、C-Jも活動を停止し、倒れた。
全滅という絶望の淵に立たされた私は、足の感覚が戻らないまま意識を失った…。