探×査×系×女×子

もうろうとした意識の中で、私は慧さんとC-Jの戦いを見ていた。
「優を…愛を…仲間を返せぇぇぇ!」
慧さんは腕を前に突き出し、C-Jに向かってまっすぐに走っていた。どうやら、これで最後の攻撃にするつもりのようだった。
「仲間など…愚かだぁぁぁ!」
C-Jが慧さんと同じようにハサミを前に出し、慧さんに向かって突き進む。
どちらにせよ、これで戦いは終わるのだ。
私は全力で祈っていた。隣にいた愛さんは、意識を失っていた。
金属を斬る音が聞こえる。私は耳を塞ぐと同時に、目も塞いだ。
だが、音は一瞬だけだった。
私は恐る恐る目を開けた。そこには…。