探×査×系×女×子

どのくらい眠っていたのだろう。
まだ体の節々が痛い。感覚があるという事は、まだ生きているようだ。
意識をたどり、ゆっくりと目を開ける。
「優!」
「優ちゃん!」
必死な表情の慧さんと愛さんが、私の顔を覗き込んでいた。
「あれ…?私…。」
「優!」
慧さんが、私に抱きついてきた。
「な、何…?」
「よかった…生きててくれて…。」
慧さんは、今までにないくらい強く、私を抱きしめてくれていた。