探×査×系×女×子

「そう…。じゃあ、私も本気を出させて頂きます!」
VC-Hはそう言うと、口を開け、発声練習のようなものを始めた。
「~♪」
「…何、これ…?」
だが、これがVC-Hの「武器」だった。
「うっ…!」
高音が、私の耳を刺す。鼓膜が痛い。
「ん…何なの、この音…!」
愛さんは耳を塞いでいた。だが、それでも音は耳を刺すようで…。
「耳が…割れる…!」