「!」
後ろで充電していたVC-HとXY-Aが、この戦況に気づいたようだ。
「IV-Lが…倒されたのですか!?」
「…報告する…。」
そう言うと、二機は戦艦の方へ飛んで行った。
「俺達もああいう風に飛べたらな…。」
慧さんが羨ましそうに言う。
「じゃあ、羽をつけたらいいじゃない。」
「え…?」
愛さんの口ぶりに、嘘は感じられなかった。