「まず、愛が空振りして風を起こす。その次に、俺も空振りで風を起こすんだ。後はそこに、優の矢の勢いを足せば…。」
「普通ならできないような攻撃ができるってわけ。」
「美味しい所の説明だけとるなよ、愛。」
「別にいいじゃん、いつもは慧の方が美味しい所とってるんだから。」
「…そうか…。旧式も、知恵をつけてきたか…。」
「旧式だから、経験を力に変えられるの。」
「お、今の名言っぽいじゃん、優ちゃん。」
結局美味しい所を取っているのは、私なのかもしれない。そんな事を考えている間に、IV-Lは倒れ、意識を失った。