「…どうするの?」
重い口を、私はむりやりこじ開けた。
「…何がだ?」
「…あの中…どうやって入るの…?」
私は、依然として上空に浮かんだままの戦艦を指さして言った。
「確かにな…。」
「私達、飛べないし…。」
「飛ぶ必要はない。」
どこかで聞いた事のあるような、ないような声がした。私は後ろを振り返った。そこにいたのは…。
「飛ぶ必要はないぞ、EO-U。」
「…IV-Lか?それに…後ろにいるのはVC-HとXY-A?」
「ほう…覚えているのだな、旧式でも。まあ、私達と同じ第三世代のアンドロイドだからな。」