「くっ…!」
「総長を…守るためっス…!」
「まさか、人間に倒されるとは…。不覚だ…恥だ…。せめて、自らの意識で潔く最期を迎えてやる!」
すると、TS-Mは左の手首にあった腕時計を外した。そこには、赤いボタンがあった。
「まさか、あれは…。」
いかにも自爆スイッチです、と言わんばかりの自爆スイッチだった。
「エルプープは…不滅だぁぁぁ!」
TS-Mはそう叫ぶと、スイッチを押した。すると、その体がまばゆく光った。かと思うと、それは360℃の爆風へと変わった。
丁度、私達に届くか届かないかの瀬戸際のところまで。