探×査×系×女×子

私の頭に、今までに類を見ない種類の電気信号が走った。
私の体に、エネルギーがチャージされていくのが分かった。見た限りでは、充電できるようなものは入っていなかったのに。
これが、あの「食べ物」か。そう、私の探査の目的だった、新資源だ。
私はすぐにヴァリエル博士にデータを送信するべく、回線をつなげようとした。だが…。
「回線は外部からの電波により遮断されました。」
OSの声が、頭の中に空しく響いた。地球からは、データの送信はおろか、回線接続さえも不可能らしい。