探×査×系×女×子

私は、ずっと愛さんの手元を見ている。自分の中身が、こんな事になってたんだと思うと、何か興味深いものがあった。
「何じーっと見てるの?」
「何か、不思議な感じだなって…。」
「何が?」
「自分の体を触られてるのに、感覚が無いなんて…。」
「確かにね…。でも、なかなか体験できないでしょ?」
「そう…かな。」
私の体の導線が切られたと思うと、それがまた繋がれる。一見すると意味のないこの作業が、かなり大切なのだ。