探×査×系×女×子

私が迷っていた、その時だった。
「あ…慧!?」
「え?どうしたの…?」
「今、警報音が鳴ったの。ピーピーピーっていう、支援機体にしか聞こえない警報音が!」
どうやら、慧さんの身に何かあったらしい。私は後ろにいる慧さんを見た。
「倒れてる…だけじゃないの?」
「違うわよ!OSが活動量の限界を突破しちゃって、破壊されかけてるの!」
「破壊!?」
すると、愛さんは剣を慧さんに刺そうと、剣を少し上げた。私は愛さんの腕を押さえた。
「何するの!?そんな事したら、慧さんが…。」
「手術するのよ!」
そう言うと、愛さんは私の拘束を振りほどき、剣を慧さんに刺した。