「へえ、なかなかやるみたいだね、旧式なのに。」
RB-Yが拍手した。だが、あくまでも軽蔑の眼差しを向けていた。
「じゃあ、そろそろやるよ。」
そう言うと、RB-Yが姿を消した。
「何！？」
「どこに行ったんだよ…。」
すると、首の裏に鈍い痛みが走る。とっさに後ろを振り返ると、RB-Yが私を殴っていた。
「ぐぁぁぁっ！」
慧さんも殴られていたらしく、地面にひれ伏した。私も慧さんの後を追うように、倒れた。