そこにあったのは…慧さん、つまりOAsis-Knightの説明書だった。
私は高速でそれを読んだ。そこには、基本性能、戦闘性能、メンテナンスの方法などが記載されていた。
私は慧さんの方を見た。慧さんは、再び壁に追い込まれていた。
だが、これを使えば、この状況を打開できるかもしれない。
今の私では、とても戦う事などできない。だったら…慧さんに戦ってもらおう。
私は、慧さんに向かって叫んだ。