だが、私の体は皮膚で覆われている。私には、どうにも接続できる部分が…。
一か所だけ、あった。
丁度あの時に回路も一部遮断されている。そこを繋ぐ導線として、接続端子を使えば…!
私はポケットから接続端子を取り出し、DQ-Tとの戦いで開けた穴の部分に接続端子をはめ込んだ。
偶然大きさが一緒だったため、端子は私の体にマッチした。
そして私はポケットからUSBメモリーを取り出すと、胸に刺した。内部にあったデータが送られてくるのが感じられる。私はデータを閲覧した。
データとして入っていたのは、ある文書だった。