探×査×系×女×子

控室のドアノブを握る。回す。ドアを思いっきり開ける。
そこには、壁に追い詰められている慧さんと、追い詰めているあの女子生徒がいた。
「?…何故貴様がここにいる?」
私が入った事に気づいた彼女が、私の方を見て言う。彼女は右腕を棍棒へと変えていた。
「ちょっとした技術よ。それより、何者なのよ、あなたは?」
「私か?…どうせ知ってもすぐに破壊される事だし、言うとするか…。私はLiaR-Girl。コードネームはLR-Gだ。」
「そう…やっぱりアンドロイドだったのね。」
「さっきまで私の演技に騙されていた旧式アンドロイドの貴様が言う事ではないと思うがな。」
LR-Gは無表情で言った。