探×査×系×女×子

「どうすれば…!」
その時、慧さんの叫び声が聞こえた。
「うわぁぁぁ!こ、殺さないでくれ!」
私は力の限りで壁に突進してみた。が、アクリルは私の衝撃に耐えた。空しくも、アクリルはびくともしなかった。
「そんな…。」
私は棒立ちになった。アクリルは何の抵抗もしていないのに、私は勝てないのだ。私は、こんなにも非力だったのか…。
…ん?「アクリルは何の抵抗もしていない」?…そうか、これなら!