探×査×系×女×子

道には瓦礫の山が至る所にあり、残っている建物も焼け焦げていた。私はここを歩くのが面倒になり、テレポートした。
テレポートはうまく成功した。傍の石垣には「私立剄央高等学校」と書かれていた。
ここなら、パソコンはあるはずだ。これに、USBメモリーを差し込めば…。
だが、その希望はあえなく打ち砕かれる事になる。
「嘘…。」
視線を上げると、そこにあったのは学校ではなく、周りと同じような廃墟だった。
まだ中には残っているかもしれないと思い内部に潜入してみたものの、それらしきものは何もなかった。唯一残っていたのは、USBメモリーを差し込む部分の端子だけだった。