探×査×系×女×子

「…行く?」
「…馬鹿か。ほっとけるかよ。」
「…。」
「でも、行かないとだよな…。」
「うん…。」
「志井!」
慧さんは志井さんを呼び止めた。
「?」
「優がアンドロイドだっていうのを秘密にしてくれるなら、俺は行く。」
「もちろん、秘密にしておきます。」
「行くぞ、優。」
私達は歩き出した。私は破れた服の袖で涙を拭いたが、その濡れた袖が、今の状況を語っていた。