探×査×系×女×子

矢を放った瞬間、私は眼を閉じていた。
だから、この時何が起こったのかも分からなかった。
「うっ…!」
この声は…慧さんの声ではない。
眼を開ける。そこにいたのは…。
撃たれて苦しむ、志井さんだった。
「志井さん!?」
私は慌てて駆け寄った。
「…問題ありません。お怪我はありませんか、慧様?」