「第六問。長時間座った後に立ち上がると…。」
ボタンが押された。やはり、海星だ。
「眼前暗黒感!」
「正解!」
私は、もちろんその言葉を知っていた。だが、答えられない。先を予想する力が、私にはないのだ。
今までの問題で、戦局はほぼ剄央対海星の一騎打ちとなっていた。だが、こんな所で問題を変えられると…。
「パンタグラフ!」
「正解!」
勝ち目がなくなってきてしまう。