迷う事なく、私はフリップに「ディスペンパック」と記入した。
「正解は…ディスペンパック!」
喜ぶチーム、悔しがるチーム。さまざまなチームがいるが、私達は当然前者の方だ。
「続いて、第二問。…。」
「あ、これ私知ってますよ、飯尾先輩。」
「正解は…!」
「やった!」
勝てる、そう信じていた。問題が、変わるまでは。
「では、第六問からは、早押しクイズに変更します。」
司会者の声が、私の驚きと、海星の人達のニヤリとした笑みを作った。