【拓也】 オレたちは一通り水族館の中を回ったあと、大樹たちと待ち合わせてある入口へと向かった。 そこには、しっかりと手を繋いだ大樹と李花ちゃん。 なーんだ、アイツらも両想いだったんじゃん。 そんなこんなで、 『オレたちにもサクラ咲いたぜーー!!!』 『受験合格したわけじゃねーだろが』 顔色ひとつ変えずに言う大樹にイラッときたけど、今のオレには そんなのどーでも良かった。 帰り道―… オレは実里を家まで送ってから自分の家に帰った。 今日がオレらの記念日 あ~自然と顔がニヤけてきちゃう