『えっ……』 予想どおりオレを見上げて固まっている実里。 『拓也くん……ホントに?』 『うん…みの…り…が好きだよ』 まだ呼び捨てに慣れていなくて名前につっかえる。 『……拓也くん… 私が鈍いからかも しれないけど、今日拓也くんと会って凄くドキドキしたの。 でも…きっと前から気になってたんだと思う… 私も拓也くんが好き…』 え…… 『え"え"え"ーーーー!!!!???』 オレは驚きの余り大声で叫んでしまった。 周りのいたい視線がオレの背中にグサグサ突き刺さる……