ヤンキーなんて好きじゃないから!

メイド喫茶だからやっぱりオタクみたいな人がいっぱいくる。


でも、目当てはやっぱり香山さん。

香山さんはオタク相手でも完璧に接客をこなす。

さすがだわ。

私には真似できない。


オタクらしき人が私を呼んだ。


「きゃ!」


オタクらしき人が私の太ももを触ってきた。

私の叫び声は店内に響きざわついていたのが一気に静かになった。


「なっ!なんでもありません!失礼しました。」

私は深々とあたまを下げた。