聞こえるように言うなんて影口でもないし、最低な行為だ。


でも、俺はそれを大好きな彼女を蔑むその視線を見て見ない振りをしていた。


ひなた、キミはこんな視線に、声に一人で耐えて、それでもずっと笑顔を絶やさなかったんだな。



辛かったよな、苦しかったよな。




そばにいたのに何も出来なくて本当にごめんな。