ガチャン

「葉羽、いた」

「汰翔、今度は何?」

そこには汰翔が息を切らして
立っていた

「さっきは怒鳴ってごめん」
と頭を下げる

「別に気にしてないよ」

「お前、またブラックホール
みてんのかよ」

「うん」

「行ってみたいとか
考えんじゃねーぞ」

「わかってる」

「なら、いい」

「でも……」