ぶわぁぁぁっと
風が吹く

渦じょうのトンネルを
落下していく

汰翔の手は
しっかり握っている

するとピカッと
眩しくなって

草原の上に落ちた

「いった……」

「大丈夫?葉羽」

手をひっぱってくれる汰翔

「ありがとう」

周りを見渡すと
色々な建物があって

道がある

「この、風景
どっかでみたことがある……」

「俺も…どこだっけ」