とうとう出発の日

食料やケータイ
衣服などを用意した、一応

ブラックホールが目の前に
ある

「汰翔」

「ん?」

「怖くないの?」

「正直、超こえー」

「戻ってこれなくても、
いいの?」

そう聞くと
私の手を握って

「お前と茉李さんと一緒に
ココに、絶対戻ってくる」

「そっか」

私は汰翔の手を握った


「いっせーのでっ」

私たちは
ブラックホールに



飛び込んだ