妄想世界


「葉羽」

私を呼ぶのはアイツだけ

「汰翔」

「屋上久しぶりだな
何かあったのか?」

「汰翔は何でもわかるのね」

「当たり前だろ
9年間一緒なんだからな」

と何だか威張っている

小学1年生から、ずっと一緒だ

「そうだね」

そう言って昨日の
出来事を話始めた