少しすると、車に集ってくるやつが出てきた

俺は葵の兄貴と一緒に車の周りを護衛する。

この車には、一切近づかせねぇ


そう、つぶやきながら。




俺たちが乗り込んでから1時間がたった。

殴り合いも終盤を迎えたようだった。


俺たちの足元に転がる男たち。


ふ、

ざまぁねぇな。

そうつぶやこうとしたけど、やめた

そんなことより、怯えてる麻妃を抱きしめる方が優先だから。