すると廊下から女子社員の声が聞こえてきて、この休憩スペースへとやって来た。
3人並んで自動販売機の前に立っているのでその姿をチラッと見ると、それは総務課のメンバーだった。
そこで1人の子に視線が止まる。・・・伊東麻里だ。
彼女の横顔を見て、私の瞳は細くなる。
この子のことは嫌い。
見た目可愛いし控えめで女の子らしいから、男性は惹かれるだろう。
でもこの子は魔性だ。控えめにしているけど、男を惑わせる。
私の可愛い後輩の楓だって散々迷惑を被ったのだ。
まあ・・・あれは山中くんがバカだったんだけどね。
だからこの伊東麻里を見る私の目は自然と厳しくなる。
そんな彼女を含んだ女子達の会話に興味が沸いて、そっと聞き耳をたててみた。
「ね~、明日の食事会8時集合だったよね?」
「そうだよ。麻里は?やっぱりダメ?1人足りないからさ~、一緒に行こうよ!」
「う~ん、ごめんね」
「そっかー、残念。やっぱり彼氏が大事か~」
すまなそうに謝る彼女は相変わらずだ。でもあの顔に騙されてはいけない。
彼氏がいて合コンには行かなくても、山中くんの誘いには応じたり、相談という名の誘いで散々振り回していたんだから。
自分を想う男をいいように使う女だ。
一番質の悪い人間なんだ。
3人の会話を聞いていて何とも気分が悪くなったので、立ち上がりその場を後にした。
3人並んで自動販売機の前に立っているのでその姿をチラッと見ると、それは総務課のメンバーだった。
そこで1人の子に視線が止まる。・・・伊東麻里だ。
彼女の横顔を見て、私の瞳は細くなる。
この子のことは嫌い。
見た目可愛いし控えめで女の子らしいから、男性は惹かれるだろう。
でもこの子は魔性だ。控えめにしているけど、男を惑わせる。
私の可愛い後輩の楓だって散々迷惑を被ったのだ。
まあ・・・あれは山中くんがバカだったんだけどね。
だからこの伊東麻里を見る私の目は自然と厳しくなる。
そんな彼女を含んだ女子達の会話に興味が沸いて、そっと聞き耳をたててみた。
「ね~、明日の食事会8時集合だったよね?」
「そうだよ。麻里は?やっぱりダメ?1人足りないからさ~、一緒に行こうよ!」
「う~ん、ごめんね」
「そっかー、残念。やっぱり彼氏が大事か~」
すまなそうに謝る彼女は相変わらずだ。でもあの顔に騙されてはいけない。
彼氏がいて合コンには行かなくても、山中くんの誘いには応じたり、相談という名の誘いで散々振り回していたんだから。
自分を想う男をいいように使う女だ。
一番質の悪い人間なんだ。
3人の会話を聞いていて何とも気分が悪くなったので、立ち上がりその場を後にした。



