「付き合っていることが2人にばれたくないとか、そういうことじゃないよ。それは違うからね、勘違いしないでね」
「はい。咲季さん、可愛いね」
「なっ!!」
何をまた言い出すの。電話越しだから彼の顔は見えないけれど、甘さたっぷりなその声に顔が真っ赤になってしまう。
もう!もう!甘すぎるの!言葉が返せなじゃない。
でもそんな私にちゃんと理解をしめしてくれる。
「分かりました。じゃあ、もう少しだけ秘密ということで」
「うん、ごめん」
「いいえ。その代わり帰りは一緒に帰りましょうね」
「えっ!」
「大丈夫ですよ、健吾は柚原と帰ると思うし。僕は咲季さんと一緒に帰りたい。だめ?」
だめ?ってそんな甘えた言い方しちゃって、ずるいよ。
断れないって分かっていて言っているんだ。
これだからイケメンは憎い。
そして結局私は彼の手に乗ってしまう。
「分かった」
「はい」
返事をした彼が電話の向こうで笑顔でいるのが、何となく分かってしまって照れくさい。
私は嫌々な空気を出してしまっているけど、彼が甘えてくれることで私も受け入れることができているあたり、何となく彼に手のひらで転がされているような気がする。
私もキーキー怒りながら実際心は満たされちゃったりしているから、これでよかったりするのかな?って思ったりもする。
「はい。咲季さん、可愛いね」
「なっ!!」
何をまた言い出すの。電話越しだから彼の顔は見えないけれど、甘さたっぷりなその声に顔が真っ赤になってしまう。
もう!もう!甘すぎるの!言葉が返せなじゃない。
でもそんな私にちゃんと理解をしめしてくれる。
「分かりました。じゃあ、もう少しだけ秘密ということで」
「うん、ごめん」
「いいえ。その代わり帰りは一緒に帰りましょうね」
「えっ!」
「大丈夫ですよ、健吾は柚原と帰ると思うし。僕は咲季さんと一緒に帰りたい。だめ?」
だめ?ってそんな甘えた言い方しちゃって、ずるいよ。
断れないって分かっていて言っているんだ。
これだからイケメンは憎い。
そして結局私は彼の手に乗ってしまう。
「分かった」
「はい」
返事をした彼が電話の向こうで笑顔でいるのが、何となく分かってしまって照れくさい。
私は嫌々な空気を出してしまっているけど、彼が甘えてくれることで私も受け入れることができているあたり、何となく彼に手のひらで転がされているような気がする。
私もキーキー怒りながら実際心は満たされちゃったりしているから、これでよかったりするのかな?って思ったりもする。



