『ピンポーン』
部屋に響くインターホンにドキッと驚かされる。
鳴ると分かっているけど、彼がドアの前にいると思うだけで胸が高鳴る。
すぐに玄関に向かい一度室内を確認してからドアを開けると、そこに立つ彼が私の顔を見て微笑んだ。
「こんばんは」
「お疲れ様」
急な来訪に気恥ずかしさが混じって、噛み合わない挨拶をしてしまう。だってわざわざ私の家まで来るなんて。
深夜だというのに『会いたい』と言った彼に、ドキドキと早い鼓動がどうにも治まらない。
それでも意地を張って取り繕ってしまう。
「狭い部屋だけど、よかったらどうぞ」
私が部屋に入るように促すと、「おじゃまします」と律儀に言ってから部屋に上がった。
リビングのソファーに座るように伝えて私はキッチンに用意しておいた紅茶をカップに注ぐ。そして彼を見ると、自然な感じで目があった。
その瞳に魅入られる前に視線をそらし、ティーカップをトレーにのせてソファー前のテーブルに運んで彼の前にカップを置き、向かい側に自分のカップを置いてラグマットの上に座った。
部屋に響くインターホンにドキッと驚かされる。
鳴ると分かっているけど、彼がドアの前にいると思うだけで胸が高鳴る。
すぐに玄関に向かい一度室内を確認してからドアを開けると、そこに立つ彼が私の顔を見て微笑んだ。
「こんばんは」
「お疲れ様」
急な来訪に気恥ずかしさが混じって、噛み合わない挨拶をしてしまう。だってわざわざ私の家まで来るなんて。
深夜だというのに『会いたい』と言った彼に、ドキドキと早い鼓動がどうにも治まらない。
それでも意地を張って取り繕ってしまう。
「狭い部屋だけど、よかったらどうぞ」
私が部屋に入るように促すと、「おじゃまします」と律儀に言ってから部屋に上がった。
リビングのソファーに座るように伝えて私はキッチンに用意しておいた紅茶をカップに注ぐ。そして彼を見ると、自然な感じで目があった。
その瞳に魅入られる前に視線をそらし、ティーカップをトレーにのせてソファー前のテーブルに運んで彼の前にカップを置き、向かい側に自分のカップを置いてラグマットの上に座った。



