だから、彼女といるとこ見られないようにしてたんだ。 彼女はいると思っていたし、かわいらしい人だろうとも思っていた。 わかっていたけど…それでもやっぱり辛い。 わたしが立ちすくんでいる間に二人は仲よく手をつないで街へと消えた。 その後ろ姿がお似合いで余計惨めだった。 人を好きになるって…こういうことなんだ―…。 わたしは、この場で動けなくなってしまった。 もうだれもいないのに、涙があふれるのに、この場を動けなくなってしまったんだ。