「二人とも、おもしろいね」

由井も私も、声が大きかったため、笑い声などがクラスメイトに聞かれてたらしい。

さらに、この子は、私の斜め後ろの席に座っているから、会話が筒抜けだったかもしれない。

「私は、橘 莉乃!!よかったらさ、友達になろう?」

莉乃は、かわいいというよりは、きれいな感じで、とっても上品なお姉さんって感じだ。

「うん、いいよ!!なろう、なろう」

由井が軽い口調で言った。

「でさ、私も、その作戦に協力してもいいかな??」

莉乃は、捕獲作戦に参加したいらしい。

「私、こういう恋愛好きなんだよね!愛のためには手段を選ばない的なやつ?」

「でさ、そんな簡単に先生、納得するかな?」

なんか、勝手に熱くなってるりのはスルーして、私たちは話を進めた。