夢のバージンロード!

「では、最後の質問はどうしますか?」

テンションが下がった私は、ただ一点を見つめて、ボーっとしていた。

すると、

「あだ名はどうしますか~??」

質問したのは由井だった。

「ん~。」

先生は、考え込むポーズをした。

それが、かわいすぎて、私は、うつ伏せになって照れた顔を隠した。

「では、質問は締め切ります、みなさん。一年間よろしくお願いします」

先生がそういうと、ちょうど、SHRの時間が終わったらしく、チャイムが鳴り出すと同時に由井が私の席に向かってきた。

由井はにやにやしながら、

「琴実!!純ちゃんさ、サッカー部の副顧問だよ!」

どうやら、ニックネームは純ちゃんになったらしい。