入ってきた先生は、黒板にきれいな字で名前を書き、向き直って自己紹介をした。
「はじめまして。2-Bの担任になった、佐久本純平です」
声も、少し低めで、穏やかな口調だ。
佐久本純平。名前も最高にかっこよく感じ、黒板に書かれた先生の名前を、机に書いたり消したりしていた。
「質問はありますか?」
先生は手前に座っている男子をあてた。
勢いよく立ち上がった男子生徒は、
「担当の科目はなんですか?」
と、きいた。
「担当は国語です」
きた。文系草食男子。
どストライクの先生が担任なんて最高!
「彼女はいますかぁ~??」
妄想に浸っていた私は、そう先生に質問した少しケバい女子に、心のそこで大きな拍手をした。
「いますよ?かわいい彼女が」
その答えに私は、落胆した。
ぎゃーーーー、出会って速攻失恋…
なんか知らないけど、テンションがその時、MAXに下がった。
「はじめまして。2-Bの担任になった、佐久本純平です」
声も、少し低めで、穏やかな口調だ。
佐久本純平。名前も最高にかっこよく感じ、黒板に書かれた先生の名前を、机に書いたり消したりしていた。
「質問はありますか?」
先生は手前に座っている男子をあてた。
勢いよく立ち上がった男子生徒は、
「担当の科目はなんですか?」
と、きいた。
「担当は国語です」
きた。文系草食男子。
どストライクの先生が担任なんて最高!
「彼女はいますかぁ~??」
妄想に浸っていた私は、そう先生に質問した少しケバい女子に、心のそこで大きな拍手をした。
「いますよ?かわいい彼女が」
その答えに私は、落胆した。
ぎゃーーーー、出会って速攻失恋…
なんか知らないけど、テンションがその時、MAXに下がった。
