夢のバージンロード!

「先生の彼女はどういう人ですか??」

内容が薄くなりはじめた頃にそう質問した。

「俺の彼女!?いいやつ…だな。気づかいがうまくて、優しいやつ。そいつ、未紀っていってさ、料理がめっちゃうまいんだ!」

そう言う先生を見て、彼女のことが好き。という先生の気持ちが伝わり、なんか少し悲しくなった。

「どう知り合ったんですか?」

「ああ…なんかさ、俺の友達の彼女が紹介したんだ。未紀も国語の先生だから、気があった。みたいな感じ」

「付き合ってどのくらいたつんですか?」

しつこいけど、気になるから、容赦なく質問をぶつける。

「1年ちょっとかな?よし!質問タイム終了~。
下校時刻過ぎちゃうから、もう帰ろ!!これ、今日の宿題ね!がんばれ!」

先生は、さっきまとめたプリントを私に渡し、自習室をでた。

まだたくさん聞きたかったのにな~…

ちょっといじけながら戸締まりをして家に向かった。