きみといっしょ。

「じゃあやろう。これ誰にも貸したことないんだぁ。使っていいよぉ」




「ありがとうっ」




私はグローブを手にはめて壁当てしたり真上に上げてキャッチした。




「じょうずだねぇ」




その男の子に褒められて少しだけ嬉しくなった私。




それからはお父さんが帰るまで土だらけなりながら遊んだ。