きみといっしょ。

…少し会話が途切れてしまった部屋内。




私が目を逸らして机の上を見ると、なんだか見たことのある野球ボール。




「あれ…?」




立ち上がってそのボールを見つめる。




そこにあったのは私がまだ幼い頃「ありがとう」って書いて男の子の友達に渡したボールだった。




「どしたの?」




「あの、このボールってどこで…?」




指差したボールをみて彼方先輩が笑う。




「昔、女の子にもらったん。女の子なのに野球がうまくてね」