最初はどちらも女性を拒否した。
その瞳は暗く闇に染まっていた。
なにも、誰も信じようとしなかった。

でも、女性の持っていた“あたたかさ“で1年後、笑えるようになった。
少しでも人を信じられるようになった。
女性を“おかあさん“と認め、呼んでくれる
ようになった。

ふたりは“おかあさん “を大好きになっていた。
“おかあさん“の大切な友達たちも好きになっていた。