*実加Side*
次の日―――――。4月22日。
春華・・・。こんなんで許してくれるかな・・・。
ガラッ。
バシッ!!
「!!」
それに続いて・・・。
バシバシッ!!
「あっはははははは!!おっもしろ~!!」
誰か・・・お願い助けて・・・お願いします・・・・・・。助けて!!誰か誰か・・・。
―――――――春華!!
「やめなよっ!!」
誰・・・?この聞きなれた声の持ち主は――――――・・・・・・春華――――――?
「何よ今更。あんただって今まで見て見ぬふりしてきたじゃない。」
「うん・・・。分かってる。私、実加にひどい事をした。でも、もう一度だけ、もう一度だけでいいから〝親友〟に戻りたかったの・・・。実加、本当にごめん・・・。」
春華・・・。嬉しい・・・・・・。あんな事言っちゃったのに・・・。
「たしかに、そうだよね。」
「うん。実加にひどい事したね・・・。」
「内田さんの気持ちも考えずに・・・・・・。」
シーン・・・。
皆・・・?
『実加、本当に御免なさい・・・!!』
・・・・・・皆!!・・・・・・。
「いいよ。皆、春華。本当に誤るのは私だった・・・。皆、御免なさい・・・。春華、あの日あんな事言っちゃって御免。」
「なによっ!!皆、いじめられたいの!?次は、全員ターゲットにしてやるんだからっ!!」
ビクッ!!
・・・・・・!!怖い・・・!!
「いいよ。勝手にすれば?」
「なっ・・・!!」
「実加。」
グイッ!!
え―――――――――?
「私たちの友情には絶対 勝てないから。」
春華・・・・・・。
「うん。そうだよね。」
「うんうん!!私たちだって!!」
皆・・・・・・。

このように2―Bはいじめを乗り越えました。あとは、春華、実加の問題・・・。

「春華・・・。」
クルッ。
「春華!!あの時 疑って本当に御免なさいっ・・・!!」
ごそごそっ。
私は、縫い目がガタガタした〝春華〟って真ん中に縫ってあるピンクのお守りを取り出して、春華に押し付けて、逃げようとしたら――――――――。
ガシッ!!
「え・・・?」
「実加がやった事。簡単に許せないし、ずっと許せないと思う。」
・・・ああ。春華はもう私とは――――――――。
「でも、もう1度やり直そうとも思う。」
え・・・・・・?
「これ、私のと似てるよ。」
「えぇっ!?」
まさか・・・。だぶったっ!?うっわ~噓~・・・。
ゴソゴソ。
・・・・・・?
「え・・・?」
これっ・・・。私が見たのは、水色で真ん中に〝実加〟って縫ってあるお守り・・・。
「これ、実加に・・・。あげようと思って作ったの・・・。」
「えぇっ!!・・・わざわざ作ってくれたの?」
「うん・・・。それを言うなら実加だって・・・。」
「あ・・・。これ、春華に・・・。」
「うん。ありがとっ!!」
「「大好きだよっ♪ずーっと親友でいようねっ!!」」

実加に会った〝するどい視線〟は秋奈です。たまたま聞こえてしまったので次の日いじめてやろうと思ったんですね。春華の疑惑も仲良くしてる2人は助け合ってしまうからわざとそういったと言いふらしてたみたいです☆
END♪