*実加Side*
あの日から私へのいじめが始まった・・・。
毎日の黒板の落書き、上靴を汚されたりされた・・・。
でも、一番嫌なのは見て見ぬふり・・・される事。
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4月10日――――――。新学期から1週間・・・。
「内田~。宿題と掃除やっといてね~♪」
秋奈さん・・・。
「やらなきゃもっともっと苦しめてやる・・・!!」
ゾクッ!!
「う、うん・・・・・・。」
正直やりたくないよ・・・!!泣いちゃいたいよ・・・!!
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その夜――――。
さすがに2人分は無理だから秋奈さんのだけでもやろう・・・。
掃除はやったし、これでいいんだよね・・・。
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数時間後―――――――。
あ。まだ全然時間がある。自分のもやろう。
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次の日――――。
バサッ!!
「なによ!!これ!!全部同じ字で書いてあるじゃない!!筆跡変えようとも思わないぐらい 馬鹿なの!?早く書き直しなさいよ!!馬鹿っ!!」
「・・・・・・はい。」
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ある日の下校中――――。
それから荷物持ちに、掃除、宿題とエスカレートしていって・・・・・・。
あと、春華とは、あの日以来一切口を聞いていない。
私は、口を聞きたくないし、春華も、口を聞きたいなんて思ってもない・・・はず。
あれ?何で私、春華の事考えてたんだろう・・・?
ザッザッ。
・・・・・・!!
「春華・・・。」
「実加・・・!」
「・・・・・・!!」
ダッ!!
私は、本当に口を聞きたくないんだろうか?あれ以上言葉にならなかった。
*春華Side*
実加、何で口聞いてくれないの?
私、実加と話したいよ・・・?
実加は口を聞きたくないかも知れないけど、私は実加ともう1回話したいよ・・・。
ザッザッ。
「春華・・・。」
「実加・・・!」
実加っ!!実加っ!!何か話してっ!!
ダッ!!
実加・・・。何で・・・?何で・・・?ねぇ。実加、私たち
〝親友〟だよね?まだ、過去形じゃないよね?

そうであって欲しくないよ―――――。
*実加Side*
春華と会った日の夜―――――――。
私、春華が気になってる・・・。何で?もう〝親友〟じゃ・・・。
はっ!!
そうだ!!私、春華の1番の親友なのに・・・。あんな事言ったんだ・・・。
どうしよう・・・。普通に誤ったって許す訳ない!!・・・・・。
そうだっ!!