*実加Side*
4月3日―――――。
今日から花空学園の新学期・・・。
私、内田実加。クラス替えの看板を見てるところ・・・なんだけど。
今年も同じクラスだといいけど・・・。
・・・・・・。
「あった!!えっと・・・!!やったーっ!!」
えっと、2―B、2―Bは・・・っとあった。
ガラッ!!
「春華っ!!」
春華・・・三島春華♪
「「今年も同じクラス♪」」
パチンッ!!
私と春華が出会ったのは些細な事。
゚・*:.。..。.:*・゚゚・*:.。..。.:*・゚ ゚・*:.。..。.:*・゚
うっ・・・。絵里ちゃんと離れちゃった・・・。
「1人?じゃあ私と友達になろう!?」
え・・・?そんなの・・・。
「もちろんっ・・・!!」
゚・*:.。..。.:*・゚゚・*:.。..。.:*・゚ ゚・*:.。..。.:*・゚
私たちは、〝友達〟を越えて〝親友〟になった。
「・・・か、みか、・・・・・・実加っ!!」
「え?ごめん。何?」
「もぅ。いじめグループのさ、伊集院秋奈っているじゃん?」
ドクンッ。
「その秋奈もさ、いるみたいだよ・・・。」
「えっ・・・。」
伊集院秋奈――――――。秋奈は、この学園1の大金持ちで、逆らうといじめられるし、同じクラスだと、目がつけられやすいの・・・。
シューン・・・。
となっていると・・・。
「大丈夫!!目をつけられないように秋奈より目立たなければ大丈夫だからっ!!ねっ!?」
「う、・・・うんっ!!」
゚・*:.。..。.:*・゚゚・*:.。..。.:*・゚゚・*:.。..。.:*・゚
放課後――――――。
「ちょっと来てっ!!」
ガシッ。
「裏庭・・・?どうしたの?」
グッ・・・。
「私・・・実は、1回秋奈さんに目をつけらめらた事があるの・・・。」
ポツリ・・・。としか言えなかったけど・・・春華・・・何て言うかな。
「えっ・・・。」
うっ・・・。驚いている顔と脅えてる顔が混ざった顔してる・・・。
「・・・・・・大丈夫っ!!もう忘れてるかもしれないし、それにわかんないと思うよ。わす れっぽいみたいだし・・・。」
と。慌てている感じで私は言った・・・。
「うん・・・!!この事は、2人の秘密にしよう!!」
ほっ。
「うん!!分かった!!」
明るく、明るく♪
キッ!!
何!?射すような視線-――――っ!?
バッ!!
シーン・・・。
「あれ?」
「どうしたの?」
気のせい・・・。かな?

私は、〝気のせい〟と思ってしまった事に後悔する事になった・・・。