「俺が真奈美ちゃんのこと嫌いになるはずないでしょ?あの子とは本当にただサボってただけ。」


ほっ…。よかったぁ、何もなかったんだ。


「…まぁ、キスはされそうになったけどね」


耳元でぽつりと忍君の声がしたけど、私には聞こえなかった。


「とにかく!俺は真奈美ちゃん一筋ってわけ。…真奈美ちゃんは?俺とあの男どっちが好き?」


忍君が不安そうに私の顔を覗きこんできた。