「あー!!もう受験なんて本当に嫌い!!
まだまだ遊びたりないでしょ笑笑」

私、橘優香(たちばなゆか)中学3年生

ここ、教室の中はテストも近いからだ ろうか、単語帳やらなにやらを開いた
友達が問題の出し合いをしていた

周りが徐々に受験に向かって勉強して いくなか、勉強が嫌いな私にとってそ れはただの窮屈な時期でしかなかった


「でもさー、やっぱそろそろしっかり やらなきゃダメじゃない⁇」

そう言ったのは私の友達、相澤紗江(あ いざわさえ)

クラスも一緒で仲もいい、彼女はとて も真面目で可愛くて自慢の友達。
ただ、彼女には少し難点があるが…笑 笑


「受験なんてまだまだじゃん!!
6月だってのにみんな必死になって…
うちには勉強する意味がわからない… (._.)」


「優香はそうやっていつも勉強しないん
だからー…
高校いけなくなっちゃうよ!!」


えー、でも…と反論しようとした私の
声より先に「確かに紗江の言うとおり ね」という声が後ろから聞こえてきた


「あー、はいはいまたお勉強の話⁇」

私はいやいや返事をする



声をかけてきたのは木下陽菜(きのした はるな)
クラス委員長で頭も良くいつも私を小. 馬鹿にしてくる



「だーかーらー、うちがいってる塾に
入ればいいのに…
今からなら夏休みにも間に合うし!!」

自信げにいう陽菜

「んー、まぁ適当に考えておくよ」

今回も適当にあしらうつもりだった