山田くんに、送ってもらってから、

私が変。

山田くんを見るとドキドキして、

いつも通りでいられない。

それを恵美に言ったら、

『恋よ、恋。』

自信満々にそう言われた。

私が山田くんに、恋?

ありえないけど、そうかもしれない。

「まーお。」

ニヤニヤ笑っている。

「どうしたの?気持ち悪いよ。」

「失礼ね。話しかけないの?」

「なっ!ねっ寝てるから。」

恵美のバカ

「顔、真っ赤。ウブねー。」

ニヤニヤしながら席に戻って行った。

ここの席自体ドキドキしてるんだからね!

寝顔もあるし、

でも、可愛いな。

母性本能がくすぐられるというか。

何というか。