オオカミ君は私の彼氏


でも、彩華は香水使ってないし、周りに人もいない。

気のせいなのかな?

でも、すごく安心する匂い。

「ねぇ、彩華。なんかいい匂いしない?」

「え?あ、ほんとだね。えみり、何か付けたの?」

「私じゃ...「もしかしたら、俺の匂いかも」

優しい声が後ろから聞こえて、驚いて振り返る。

「っ!」

かっこいい...。

顔、すごく整ってる。

「あの、えっと...」

この人、誰だろ...?

よく見ると制服じゃなくて私服を着ている。

見た感じ私と同い年くらいかな?

「あれ、覚えてない?」