「えーっと、堀悠斗って言います。これからよろしくお願いします」
照れ臭そうににっこり笑う悠斗君に、余計女子達の歓声が大きくなった。
声の大きさに悠斗君も驚いたのか、少し後ろに後退りしてた。
それもそのはず。
でも私の心の中はもっと騒がしい!
え!?なんで!?
あ、だからこの前学校で再会したの!?
突然の再会にも驚いていたのに、転入生として同じクラスになっちゃうの!?
驚きすぎてフリーズしていると悠斗君と目が合った。
「!!/////」
ちょっと今顔合わせられないよ!
目があった瞬間恥ずかしすぎてすぐ目を逸らしてしまった。
「いやーよかったなぁみんな、春がやってきたなー」
「えっとー…、あの…」
いつまで経っても前に立って注目を浴びている状況に限界がきたのか、先生に助けを求める悠斗君。
悠斗君、困ってるなぁ…。
そんなことを思いながらまた悠斗君を見ているとまたすぐ目が合った。

